男は走り続けていた

走り続けていた、というのは間違いか
男は既に歩く程度の速さでしか走っていない

「っひ、、、は、、、、、はぁっ」

苦しげな呼吸

汗でぐっしょりと濡れた服

それらを引きずって尚、男は走り続ける
そうでなければ追いつかれてしまうという思いにかられていた


[後ろを振り向いてはならないと言われた夫婦は、その扉を潜る直前妻だけが振り向き、塩の塊となってしまった]


そう書かれていたのは聖書だったろうか
今は只、振り向いてはいけないという強迫観念だけに囚われている

只、これを手放す為に、自分はなぜこんなリスクを負わされているのだろう
それは今から起こるであろう事象を知ろうともせず、無邪気に笑いかけている

何故にこんな…





「…だからな?俺だけじゃないんだって。共犯者多数。解る?」

「それは責任転嫁というものか?進動将角」

「だあああぁぁぁぁぁかあああぁぁぁぁぁらあああぁぁぁぁぁ」

「五月蝿いぞ?」

「いい加減聞け人の話!!」


12月25日
学校の校門前だというのに人通りも少ない道
進動将角、将飛、備前神楽、信楽鼓の四人は一緒に帰る途中だった
全員バスや歩き等交通手段は違うが、方向が同じ為、バス停まで等の短い距離を四人で帰るのだ

因みに言い争っているのは信楽と将角
将飛と神楽は少し後ろの方で被害にあわない様に傍観している


「おい!!」


厭に切羽詰った声が聞こえた
四人が振り返ると其処には、一人の男


「頼む。預かってくれ!!」

「はっ!?」

そう言って強制的に将角に手渡されたものは

一枚のCDと

一つのキーと










一人の、赤ん坊














「ちょっ………おいっ!?」

将角が引き止めたが間に合わず、男は走って消えた


「……………」

「……………どうするよ?」

「お前が受け取るのが悪い」

「何でもかんでも俺が悪いのかっ!?」

「…………とりあえず、さ。」









「ミルクとオムツ必要なんじゃない?その子」










クリスマスの日に降り立った
赤ん坊の物語?




『繚乱ゴッドファーザーズ』





「名前はねぇ、清しこの夜で、清子!!」

「……………名前付けてどうするんだ?お前?」





絶対に続かない。







真剣なものほど後の出し辛さ ギャグで濁すは邪道なるかな…?
何故疑問系自分
シリアス方面に行ったので少々何書けばいいか戸惑いましたよ、と。
で悩みながら打ってたらこんなのになりましたよ、と。
でも流石ですな。ハードボイルド系。
神楽が何かかっこいいし(笑
何時の間にあんなに昇格してんでしょうあの子
タキシード(スーツ?)着て戦って

…ん?

タキシード仮○!?(お逝きなさい

むしろ24時間も働けないスーツメン希望?

因みにこの話パロディですんで。元ネタは凄い話なんで。[東京ゴッドファーザーズ]レンタル屋辺りで見たらどうぞ。お勧めです
どっちかというと…ニヤリ系?

ではでは、パロディで濁した辺りで彼方殿へパース
俺は精魂尽き果てたのでその辺りで倒れてます。ぱたり。



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